ダイエット効率の良い体の動かし方。どれが良い?
① ひたすら筋トレ。② 姿勢と体幹の使い方を意識する。③ 10歩以上は駆け足。答えはこの続きで・・・
対角線を意識する!?
ウエストのくびれは正しい姿勢がポイント
姿勢が良いとウエストは縦に伸びて、ダイエット効率もUPします。
立ってお腹に触れながら猫背、正しい姿勢と体を動かしてみるとハッキリと分かります。
正しい姿勢で関節の動く範囲を3割増やそう
筋肉もより多く動くので、ダイエット効率がUPします。
正しい姿勢と猫背とでは体幹の動く範囲が3割も違う事が体験できます。関節を動かしているのは筋肉で、代謝の多くを筋肉が担当しているのでダイエット効率の影響大です。
骨盤で歩こう
正しい姿勢で歩けばそれだけで全身運動、ダイエット効率もUPします。
骨盤で歩くと骨盤と肩甲骨も動き出します。それらの周りには大きな筋肉がたくさんつながっています。
体幹を対角線方向に動かそう
歩くときと同じです。
骨盤を中心に対角線上に全身が動くので、ダイエット効率の良い体の動かし方につながります。
ダイエット効率の良い体の動かし方。どれが良い?
① ひたすら筋トレ。② 姿勢と体幹の使い方を意識する。③ 10歩以上は駆け足。
②姿勢と体幹の使い方を意識する
正しい姿勢で立って体幹を対角線に使うと全身運動です。マジで姿勢と体幹の威力ってスゴイんです。
ダイエット効率のために、ウエストV字テンション
ウエストのV字型テンションは正しい姿勢でかかります。
これがウエストのくびれにつながり、嬉しいことに即効性があります。事例。下の写真は同じ女性です。真ん中の写真に変身するまで40分。右端の写真にまで1ヶ月です。
ウエストV字テンションは姿勢で大きく変わります。
実際にモデルさんのウエストを測ってみました。正しい姿勢と猫背でウエスト部分(胴回り)のサイズです。
- 姿勢を正して立った状態で86cm → 猫背になると93cm
- 姿勢を正して座ると92cm → 猫背になると98cm
ウエストV字テンションは立つ、歩く、座るで発生します。
骨盤力は正しい姿勢の土台です。骨盤という土台が安定しているとウエストのV字テンションが発生します。さらにウエストのV字テンションは立つ、歩く、座るのシーンでも発生します。これはウエスト(腹腔)の構造が関係しています。
腹腔は4つの筋肉の壁で囲まれており(骨盤底筋、腸腰筋、腹筋、横隔膜)これらは姿勢の変化で形を変えます。たとえば食事中はお腹は横に広がりますが歩いているなど運動の時、食後しばらくして立っているときなどはお腹は軽いV字型のテンションがかかり消化吸収を助けます。

ダイエット効率のために、関節の動ける範囲を増やす
関節の動ける範囲は骨盤だけで歩いてみるとわかります。
姿勢が正しいとより多く骨盤を動かす事ができます。逆に猫背では動ける範囲は約3割も少なくなってしまいます。骨盤を持ち上げる筋肉は体幹や太腿、臀部の大きな筋肉を使います。それだけ代謝も増えます。
関節の動ける範囲と代謝について
- 基礎代謝 > 生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギー。呼吸、循環、体温、体温維持のための熱産生などの総合です。基礎代謝が6割から7割を占めており主に骨格筋(筋肉)と肝臓と脳が占めています。
- 活動代謝 > 歩きや運動など(筋肉)によって消費されるエネルギーのこと、個人差は大きいです。
- 食事誘導性熱産生 > 食事 > 消化 > 吸収の時に発生するエネルギー。だから食後は体が温まる。夜食が太る理由は食事誘導性熱産生は夜の方が少なくなるためと考えられています。
ダイエット効率のために、骨盤で歩く
骨盤で歩くと、骨盤も肩甲骨もアクティブに動きます。
正しい姿勢で歩いた時の連続イメージです。注目は後ろ脚の膝が伸びている事です。これによって骨盤で歩くという理想の歩き方が可能になります。
骨盤で歩けるのは姿勢が良いときだけです。
猫背の歩き方はペタペタと地を這うかのような歩きで骨盤も股関節もアクティブに動きません。股関節は人体最大の可動範囲を誇る関節です。筋肉の動ける範囲に影響を与えダイエットへの影響は大きいです。
歩き方を動画で比較してみましょう。
ダイエット効率のために、骨盤の安定
骨盤の安定のために、体幹とインナーマッスルのトレーニング
左足と右腕を水平に持ち上げます。バンランスを保ちながら筋力を使うのでインナーマッスル良い刺激が入ります。頚椎の7番と尾骨の高さは同じを心がけましょう。
骨盤の安定のために、肩甲骨を背骨側に引き寄せる。
肩甲骨が上方回旋方向に広がると骨盤が開いて不安定になりますから。さらに肩甲骨の安定には肩の力を抜く練習も必要です。残余収縮と言って肩の力を抜いているつもりでも生理現象で肩には力が入っているのです。整体の中でももっとも難しい部分です。
肩の力を抜くときは脇を締める、開くの感覚を理解しましょう。それは手のひらの向きによって変化します。肩の力を抜く、脇を締める。どちらも上半身の動きに直結します。上半身には肩や背中、腹筋など巨大な筋肉が集まっているのでこれらが活発に動き出したら代謝も増えます。もちろんダイエットの効率も引き上がります。
ダイエット効率のために、体幹を対角線に使う
体幹を対角線で使うと、効率の良い動きになります。
たとえば右手でボールを投げると振りおろした右手は左足(対角線)のほうに向かいます。(降り下ろした手は小指を前に向けて肩甲骨の動きを邪魔しないようにします。)しかし猫背ではこれがやりにくいのです。これではダイエットの効率も落ちてしまいます。
体幹を対角線で使う習慣をつけよう。
歩くときと同じように手足を交互に出す習慣をつけましょう。「なあんだ!」と思われるかも知れませんがぎっくり腰を起こす時は冷蔵庫のドアを開くなど何気ないシーンで起こすものです。そのときの動きを観察するとほとんどの場合が対角線で動いていません。そもそもダイエット効率も腰痛も、体の効率という点では同じです。
ダイエット効率の良い体の動かし方、骨盤力の応用
左の写真はホルモン系の病気にかかり急激に太ってしまった女性です。4回の指導で肩やウエストがだいぶ締まってきました。右は看護師でもある骨盤力アドバイザーです。
どちらも骨盤力を高めて、姿勢と体幹の使い方を矯正した結果です。骨盤力は正しい姿勢の土台なのでその後の効率がとても良くなるのです。