歩く時に足音が響きます、なにか影響はありますでしょうか?
大いにあります。サンダルの底が硬いから足音が鳴っているのではありません。持ち上げた脚を重力にまかせて降ろしています。小さな衝撃が連続して続くので骨盤周りのトラブルなどじわじわと影響があるようです。
ワインのコルクを抜く方法と足音は関係が深いです。
歩く時に足音、実はヤバイかも
足音「カコ〜ン」は注意したほうが
足音。その衝撃は無視できません。
ガラスのコップをテーブルに置くときは、ゆっくりと音が立たないように置くはずです。そうしないと水がこぼれますし手荒に置けばコップが割れてしまうかも知れません。荷物を床に降ろすときもゆっくりと衝撃が荷物にかからないように降ろします。
歩くときも同じで、歩くために脚を持ちあげた。その脚を手荒に降ろすか丁寧に降ろすか? 丁寧に降ろす役割が腸腰筋などのお腹〜太ももにかけての筋肉です。
ワインのコルクをオープナーを使わずに抜く方法。
木の柱などにワインのボトルの底を「コン、コン、コン、コン、コン!」とリズミカルに打ちつけます。するとワインのコルク栓は少しずつ抜けて行きます。
これと同じことが、歩くときにサンダルの音が「カコーン、カコーン」と鳴っている方は起こっています。それだけの衝撃が常に加わっているのです。
足音の発生源は踵
踵から着地は正しいのですが、感覚としては踵と土踏まずが同時に着地のような感じです。この感覚で土踏まずのアーチを使って着地の衝撃を吸収してくれます。
足音の原因
足をそっと降ろしてないから音が鳴るのです。
歩くときに持ち上げた脚をノーコントロールで落とすように歩いているのです(そっと地面に下ろしていない)だから「カコーン」と音が鳴ります。
下のイラストは蹴った後ろ足が、前に出て地面に下ろす瞬間。この時に足をそっと降ろさないで落ちるに任せているから足音が響きます。
足音の対策
意識する。
歩くときに足音が鳴らないように意識して歩きます。最初のうちはぎこちないかも知れませんが慣れます。意識のポイントはおへその下付近の下丹田に持っていくと良いです。ここが骨盤力の中心です。
骨盤力強化のためにハムストリングスと腸腰筋をストレッチ。
ハムストリングスは骨盤を後傾させて骨盤力を低下させる代表的な筋肉です。3つの筋肉が集合した筋肉なのでしっかりと骨盤力ストレッチ。
次に腸腰筋を動かします。
ストレッチも良いですがここは積極的に動かしましょう。下丹田の緊張を感じながら脚をゆっくりと動かします、動かす時は息を吐きます、これが骨盤力を意識することにつながります。また脚を床に下ろす時はゆっくりと重力に逆らいながら。足音対策と骨盤力アップのために重要です。
腸腰筋は腹腔を作る4つの壁の一つで横隔膜を使った深い呼吸のためにあります。そのためにも呼吸を合わせてゆっくり動くことはとても大切です。
骨盤で歩く練習をします。
膝を伸ばして頭を動かさないで片側の骨盤を持ち上げることは骨盤力を鍛える良いエクササイズです。これも腸腰筋と同様に脚を降ろすときはゆっくりと、骨盤力の中心である下丹田を軸に動かす感覚です。
骨盤力と足音。まとめ
骨盤力が正しく機能し足腰にしっかりと力が入っていると下丹田を中心とした身体の使い方が楽になってきます。下丹田を中心にコントロールしていると言っても良いかも知れません。しかし骨盤力が低下すると姿勢が崩れ下丹田は緩みコントロールが効かなくなります。
歩くときのサンダルの「カコーン」という足音、これは歩くたびに小さな衝撃が続いています。ワインのコルクを抜く動画をご紹介しましたが時々は思い出して足音対策に気を向けたいものです。