O脚は骨盤重心と猫背が原因。子どものO脚も同じです

骨盤力

猫背を治さないO脚矯正は絶対にありえません!

言い換えると猫背を治すとO脚は自然と揃い始めますが、その鍵を握るのは骨盤重心と重力です。骨盤に重心があると重力を利用して猫背を治すことができます。

そもそもO脚など足が歪んでしまったのは、猫背などの悪い姿勢で不安定な体を安定させるために足が外側に歪んでしまったのです。これはカメラの三脚と同じ原理です。

骨盤重心と重力。

私たちは地球上で生活する以上、必ず1Gの重力の影響を受けます。1Gとは体重50kgの人は50kgの力を受けている事で巨大な力です。その巨大な力に対応するために人間は 重力を分散させる仕組みを持っています。

しかし猫背はその仕組みそのものを狂わせてしまいます。なぜなら猫背は重心の位置が狂ってしまうからです。

上記の理由から猫背を治さないO脚矯正はあり得ませんし、脚だけをむりやり矯正(ベルトで縛り付けるなど)しても危険で非効率です。

「目次」

  1. O脚と猫背の関係
  2. 猫背では膝が曲がり骨盤重心が腰高に
  3. 頭が揺れる、猫背はもっと揺れる
  4. こうやって歪んでいくO脚、X脚
  5. O脚は骨盤重心と猫背。ポイント整理
  6. 子供のO脚
  7. 今すぐ取り入れたいO脚と猫背対策3つ

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骨盤力

1O脚と猫背の関係

写真は産後1ヶ月のママさんです(全て同じ方)猫背で肩が前に巻きこみ肩甲骨が外転して背中も広がって見えます。O脚とふくらはぎの外側への張り出しもきついです。

写真3枚目から全体にスリムになり脚もキレイに揃い出しています。ふくらはぎの外側への張り出しも気にならないレベルです。さらにヒップも上がり始めウエストが引き締まってます。

骨盤力ダイエット

猫背はカラダの重心が腰よりも上に。

O脚矯正のポイントは猫背を治して重心を腰の位置に戻すことです。写真左のO脚は重心の位置が肩甲骨下部にあるのがわかります。そしてO脚矯正後は重心が腰の位置にきちんとあります。次章で猫背と重心の関係を詳しくみていきましょう。

骨盤力

骨盤力

2猫背ではヒザが曲がり骨盤重心が腰高になる。

これがO脚、X脚の原因です。

猫背では重心が腰よりも上に来ます。さらに歩くときはヒザを軽く曲げてバランスをとるようにします。言い換えると猫背は重心位置が高くてアンバランスなのをヒザを軽く曲げてバランスを保っている。これがO脚、X脚の原因です。

骨盤の歪みは?

O脚やX脚など脚の歪みを語る時に骨盤の歪みが必ず出て来ますが、まず骨盤は歪みません。もしも歪んでしまったらそれは緊急入院の世界です。さらに骨盤の左右の高さなどが違うこともあまり意味のないことです。大切なことは骨盤が緩んだ状態(骨盤が歪んだとは違います)つまり骨盤底筋が緩んだ状態はなぜ発生しているか? です。なぜ骨盤が緩んでいるのか? その原因を突き詰めていくと骨盤単体に原因があるのではなくて姿勢と体幹の正しい使い方に行き着きます。なぜなら骨盤は姿勢と体幹のための土台であり、動きの多いのは姿勢と体幹だからです。

ヒザが伸びる > 疲れにくい立ち方

さらに膝がピンと伸びる事は疲れにくい立ち方の工夫でもあります。(スクリューホーム運動と言います)しかし膝が伸びない事で疲れにくい立ち方の工夫が効かなくなりカラダはさらに歪んでいきます。ちょっとイメージしてみると良いですが疲れ果てた時、あなたはまっすぐに立っているでしょうか? 疲れ果てた時、姿勢良く座っているでしょうか? そこまで極端ではないですが同じことが猫背では起こっています。

さらに猫背で重心が腰高だと頭が揺れやすくなります。この揺れがさらに歪みを強めていきます。次章では頭の揺れについて学んでいきましょう。

骨盤力

3頭が揺れる、猫背は骨盤力重心が腰高なのでもっと揺れる。

この揺れがO脚化を加速させます。

立って目を閉じます。するとカラダがゆらゆらと揺れているのが分かります。カラダの中で最も重たい頭が一番上にあるから揺れるのです。

建築の常識が通用しない人間のカラダ

頭は人体のなかでも最も重たいパーツです。体重の7〜10%の重さを占めます。人間はその重たい頭がカラダの一番てっぺんにあるのです。しかしこれは建築の世界ではあり得ない事です。なぜなら重たいものがてっぺんにあると安定が悪くなるからです。地震にも弱い。だから写真のようにエッフェル塔もスカイツリーも、ビルも家も上を軽く作ります。しかし人間は頭(一番思い)が上にある。

骨盤力

重たい頭が一番上にある事で人間の体は揺れやすいのです。

この揺れを抑えるために人間は、抗重力筋という仕組やバイアスをかけて立つという工夫を長い進化の歴史(700万年?)のなかで手に入れました。しかしこの揺れを抑える仕組みは猫背では機能しにくくなります。実験してみると30%ほども揺れを抑える機能が低下しているようです。

猫背は重心が腰高で揺れやすいです。さらに重たい頭がてっぺんにある事でますます体の揺れが大きくなり、揺れを止めにくくなります。そのために猫背は足元が不安定になります。

猫背では足元が不安定になる > 骨盤が緩み脚は広がるように歪みます。

写真左のスケート初心者の女性をごらんください。こわごわと立っています。スケート初心者なのでツルッと滑って転ぶのが怖いのですね。

スケートと猫背

写真右端のスケート初心者の男性。左端の女性よりはスケートは上手そうですが、それでもまだ初心者っぽいです。初心者っぽさは肩とヒザに出ています。

やや上手な人はヒザに注目しましょう。内転筋を引き締めてヒザが揃っています。写真後方に上級者が滑っていますが肩とヒザに注目しましょう。肩はリラックスしヒザが揃ってかなり上手そうです。

スケート上級者と初心者の決定的な違いとは!

  • スケート上級者の重心 > 腰にありヒザが揃い、肩はリラックスする事ができます。氷の上でも正しい姿勢を取れます。
  • スケート初心者の重心 > 足元が不安なので、肩を持ち上げ何かにつかまるような姿勢をとります。そのために重心は肩甲骨付近に移動します。猫背になってしまう。

スケート初心者は転びそうで怖いので脚を外側に開きます。さらに何かにつかまりたい姿勢となり肩に力が入ります。すると重心が上に上がり俗に言うへっぴり腰になってしまいます。この姿勢では骨盤は緩みます。

スケート初心者の写真と下イラスト(左)を見比べてみましょう。共通点が多く見て取れ猫背とO脚の関係が分かるかと思います。骨盤矯正(骨盤力矯正)を行いイラスト右(重心が腰)を作る事がO脚矯正では基本中の基本なのです。骨盤力と植物の関係

猫背とグリップ

骨盤力

4こうやって歪んでいくO脚、X脚。

足元が不安定だと猫背になる

足元が不安 → 重心が肩甲骨へ 移動 → 肩に力が入り 猫背になります。

スケートほどは極端ではありませんが、足元が不安定となる要素はいくつかあります。

  • 扁平足。
  • 巻き爪。
  • スネの筋肉を使う事を忘れてしまった。
  • 足首の角度。
  • ヒザの角度。
  • 靴が合わない。厚底のサンダルを好んで履く。
  • 骨盤力の低下などです。

これらの要素が重なると足元が不安になり、スケートほどではありませんが重心は肩甲骨に移動し肩に力が入り始めます。猫背の始まりです。

DSC_0022

猫背になるとヒザが曲がります

正しい姿勢で歩くと、ヒザはまっすぐに伸びたり曲がったりを繰り返します。これがスラリと伸びた脚を創ります。

しかし猫背など悪い姿勢では、ヒザを軽く曲げた状態を維持しなければ歩けません。ヒザを曲げたまま歩く。これが長年積もり積もって脚の歪み(O脚)を作り出します。

歩き方

猫背と正しい姿勢での歩き方の比較動画です。

骨盤力

5O脚は骨盤重心と猫背が原因。ポイントを整理。

骨盤の角度が前傾、または後傾の姿勢となる。

重心が腰から上に上がる。

腰高の重心は倒れやすいので、必然的に前傾姿勢になる。これが猫背を引き起こします。

前傾姿勢(猫背)になると、膝を軽く曲げないと歩けなくなります。

膝が常に曲がっているので、脚は外側に歪みだします。これがO脚、X脚の原因です。

正しい姿勢と美脚のポイント

この一枚のイラストに美脚になるためのポイントが網羅されています。

正しい姿勢のポイント

関連する筋肉

見るべきポイントは膝を中心とした筋肉です。

股関節からヒザをまたぐ筋肉

縫工筋(ほうこうきん)

ヒザ関節だけをまたぐ筋肉

ヒザ関節と足関節をまたぐ筋肉

骨盤力

6子供のO脚。

生理的O脚、生理的X脚

小さな子どもはO脚です。しかしこれは生理的O脚と言って正常な状態です。次に3歳から小学生低学年ごろにかけては生理的X脚になりますがこれも正常です。バランス感覚の発達してない時期に立つには、そのほうがバランスを保ちやすいのでしょう。

いずれにしても小学校高学年にもなって来ると成長と共に脚はまっすぐに、そう美脚へと変わっていくはずなのですが、それを妨げているのが姿勢の悪さなのです。

姿勢が崩れていく原因、代表的な5つ

  • 親の姿勢が悪い、姿勢への意識が低い。
  • 生活習慣や仕事、趣味、スポーツなどの特有の身体の使い方。
  • 心の持ち方、ネガティブ思考 > 眉間にしわを寄せると、肩に力が入り筋肉は緊張し血行が悪くなっていきます。ネガティブ思考の方はどうしても下を向きがちで、首から背中にかけての緊張は大きくなります。
  • 運動不足、筋力、体力の衰え、特に背筋群の衰え。
  • 事故 内臓疾患。

小学生、高学年になってきたら、猫背を徹底的に治してください。この時期は、「生理的X脚」から「美脚」への変わり目です。繰り返しますが「生理的X脚」は正常な状態です。

しかし、姿勢が悪い(猫背)だと、生理的X脚から美脚にならずにO脚またはX脚に歪んでしまいます。

骨盤力

7骨盤力がオススメする、今すぐ取り入れたいO脚と猫背対策3つ!

O脚も猫背も、骨盤力の低下で起こります。

これまで解説してきたようにO脚は猫背との関係がとても深いです。そして猫背は骨盤力の低下で起こります。骨盤力の低下、つまり足腰にしっかりと力が入らなくなり、上半身がスケート初心者現象で不安定になるからなのです。

骨盤力低下の骨盤(動画)

骨盤力がオススメする、今すぐ取り入れたいO脚と猫背対策3つ!

1・足の裏&指ほぐしで、足元を安定させる。

足元の安定は足首の角度や、足の指が正しく動く、足の裏のアーチが機能しているなどの事が関連しあって足元が安定し始めます。

足の裏を徹底的にほぐしましょう。骨盤力が低下、猫背、O脚など歪みのある人は足の裏が硬くなっていますから。さらに足の指10本をお風呂で丁寧に揉みほぐします。この時に意識して欲しいのは

  • 足の親指は体重を支える役目。
  • それ以外の指は足の裏のグリップの役目。

この2点を意識してほぐす事です。特に足の指の裏側はちょっと強めに押したりつまんだりするととても痛い方は足の指が正しく使われていない可能性が高いです。そうなるとスケート初心者現象が起こり(もちろんスケートほど極端には出ませんが)骨盤の重心は上に上がってしまい猫背を誘います。要注意です。写真のような棒を踏む事もとても有効です。O脚矯正に地味に効きます。

足つぼ

2・肩の力を抜く、眉間のシワは要注意!

肩こり、過緊張、ストレス、食事が悪いなどは肩に力が入る事が原因です。肩に力が入ると重心が肩甲骨の位置になるために、スケート初心者と同じように足元はますます不安定になります。悪循環の始まりです。

肩の力を抜く事は最も難しいですが、お顔の表情から注意してみると良いです。なぜなら眉間にしわを寄せると自動的に肩に力が入るからです。

骨盤力と表情

3・膝をまっすぐに伸ばす練習、ハムストリングスのストレッチ。

ハムストレッチ

猫背ではヒザを伸ばして歩く事ができないので、ヒザの曲がり癖がついています。まっすぐにヒザを伸ばす練習が必要です。ハムストリングスのストレッチはとても有効です。

ハムストリングスは下のイラストのような筋肉でこの筋肉に疲労が溜まると骨盤が後傾してしまい猫背の原因となります。

大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つの筋肉で構成され、さらに大腿二頭筋は二股に分かれています。(だから二頭筋という名が付いている)つまり巨大な筋肉であり広範囲に広がっている筋肉です。ハムストリングスのストレッチやマッサージなどのメンテナンスは脚全体のシルエットを引き締め、さらにヒップアップにつながる重要なポイントです。

ハムストリングスと骨盤力

動画マークハムストリング を動画で詳しく学ぼう>>>

O脚は骨盤重心と猫背が原因。まとめ

繰り返しになりますが猫背を治さないO脚矯正はあり得ません。ましては歪んでいる部分だけをベルトで縛り付けたりエアバックで圧迫したりは危険です。人間の体の構造を理解したうえで正しい方法で矯正を行うと安全でにするすると揃い始めます。

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