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 肩こり > 進化する肩こり

関節にはそれぞれ標準の稼動域(動く範囲)があります、当然個人差、年齢差があります。

1-肩こりの始まり

原因は色々ですが、最初に三角筋、僧帽筋(注1)がダメージを受け易いと言われています。

これらは頭を支え、腕を釣り下げています。

腕や手首が自在に動く為には、僧帽筋を中心とした肩周辺の筋肉が土台となり、しっかりと緊張して固定したり、しなやかに弛緩して緊張を逃がす働きがあるからです。(固定筋)

筋肉の緊張、弛緩の繰り返しと、肩甲帯のジャイロ運動効果で「血」は運行されます、特に静脈は自ら脈打つことが出来ないのでこの筋ポンプに頼らざるをえない。

肩と首は、関節の連係プレーなど複雑なメカニズムで成り立っています。

姿勢や重心の位置が崩れると筋肉が過緊張状態となり、筋繊維の圧力で簡単に静脈管は押しつぶされ、自力で老廃物を流すことが出来なくなります。

筋肉は単位当たりの使用エネルギーが多いため血管が多く走っています、その主食はブドウ糖と酸素だが、筋肉が過緊張状態になり血行が悪くなると酸素が不足しブドウ糖が不完全燃焼を起こします。

その燃カスが疲労物質、「乳酸」などです。肩こりの始まりです。

関連トピックス⇒三角筋、僧帽筋(注1)

三角筋と僧帽筋の関係。僧帽筋は三角筋の働きを助けるために肩甲骨を静的、動的に安定させています、また三角筋を鍛えるとジャンプ力が向上します。

2-肩がこるのは生きている証拠

疲れたり、無理をしすぎて肩がこる事は、人間の防衛本能です。

「身体が休みたいから、肩がこる」と考えるべきです。

ゆっくりとストレッチをしたり、気分転換して休息を取ることが大切です。

疲れて肩が少々こっても運動や、リラックスによって自分自身で肩こり解消法を実践していれば早々こじれる事はありません。

筋肉は使った後が一番緩む習性があります、リラックスした気持ち良いストレッチなどで自律神経を休めることが大切です。

3-慢性肩こり、入り口と悪循環

無理を続けると肩こりは進化し始め、「こり」は「痛み」に変わっていきます。

老廃物である乳酸などの発痛物質(注2)が筋肉中に溢れるほどたまると、神経を強く刺激し始める為です。

痛みがあると、どうしてもかばって動かさなくなり、ますます血行が悪くなります。これが悪循環の始まりです。

さらに怖いのは、硬くなった筋肉は簡単に捻挫や痙攣を起こしやすく、インナーマッスルに発生した障害は、補修物質(注3)が関節も一緒に補修してしまい、関節の動きが鈍くなってしまうことです。

最後は筋肉が炎症を起こし、繊維化した硬い組織に変化しシコリへと変身します。「筋・筋膜炎」 と言います。

複合関節可動域が悪くなりインナーマッスルとアウターマッスルのバランスが崩れ、頸肩腕症候群などの痛みを伴った障害が出やすくなります。

 

関連トピックス⇒発痛物質(注2)

乳酸、ブラジキニン、カリウムイオン、水素イオン等

関連トピックス⇒補修物質(注3)

フィブリン

 

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