筋・筋膜性腰痛 (きん・きんまくせいようつう)
腰痛症と診断され、筋肉が硬いですね、筋張っていますね、などと説明されたり、脊柱から離れた脊柱起立筋付近に広範囲に痛みが分布している場合につけられる事が多い症状名。レントゲンやMRI、血液検査で異常が無いにもかかわらず、筋肉の慢性的な痛みやコリが持続し、特定の筋肉の部位を押すと圧痛点がある。
立ったり、座ったりといった同じ姿勢をとり続けることで腰痛が出てくることを姿勢性腰痛と呼ぶ場合もあるし、深層部の筋の断裂や捻転、痙攣によって引き起こされる急性の筋・筋膜炎、通称『ぎっくり腰』もこの仲間に入ると言えるだろう。


関連が深い筋肉は、深層筋で脊柱起立筋はその代表である、また背骨の棘突起の外側には多裂筋や、回旋筋などの小さな筋群がある、脊柱際に痛みがある場合はそれらの筋肉の炎症が考えられる。ちなみにこの場合、身体を後ろに反らせると痛みが強くなる傾向がある。
筋肉は運動によってグリコーゲンやブドウ糖を使用する時に同時に作られる乳酸によって筋肉は酸性化する。乳酸がたまった筋肉は縮んでいて、筋肉の中を通っている血管は押しつぶされた状態になる。
乳酸は別名『疲労物質』とも呼ばれ、エネルギーを生み出すときに不完全燃焼で出来た燃えカスだと思えば分かりやすい。この乳酸は身体に害を与えると考えずに、オーバーワークになって疲れた身体を休ませるサインを発信していると考えよう。
しかし溜まってしまった乳酸を洗い流す為に必要なのは、十分な酸素と栄養の補給。そして血液の流れをスムーズにすること。栄養の面ではビタミンB群が有効。
ビタミンB群はエネルギー代謝と疲労回復に効果がある。特にB1。
ビタミンB1は食事からしか摂取できない。うなぎ、豚肉、鶏肉、さと芋、豆類などに豊富に含まれている。